どこの世界でも、いじめはなかなかなくならないものだと思います。職場によっては、あなたが介護に真摯に取り組めば取り組むほど、いじめの対象になってしまうこともあるかもしれません。派遣社員だからといってあなたを見下したり、嫌な仕事ばかりを押し付けてくる職員や上司から、派遣だからいつでも断れるなどと脅されたり、そのことで無理やり飲みにつきあわされたりすることもあるかもしれません。 いじめてくる職員は、利用者の尊厳を軽視するような人ではないですか。また、その施設全体がどのような方針で介護に向きあっているのか調べてみましょう。 利用者への態度が全体的にあまりよくなく、それを上司が見て見ぬふりをしているような職場なら、あなたがいじめられたことを職場の上司に話しても、あまり効果は期待できません。上司がモラハラ、パワハラの張本人であればなおさらです。利用者より、とりあえずの職員の人数確保に重点を置いている現場だと考え、そこで自分自身をどう守るかを考えておきましょう。何をされ、どんなことを言われたか、具体的に記録したうえで、派遣会社の担当者に相談してみましょう。改善してもらうか、派遣先を変更してもらうか、派遣社員だからなどと弱気にならず、自分の立場をしっかり守りましょう。派遣会社に相談しても改善されないようであれば、労働基準局へ申し立てるという方法もあります。フリーダイヤルで専用の窓口がありますので、感情的になって言いたいことが言えなかったなどということがないように、相談したいことをきちんとまとめて相談してみましょう。我慢しすぎて体調を崩したりする前に、まずは第三者に相談して解決の糸口を見つけてください。